設定と加工
加工データの指定
イラストレータ上で加工したい図形を選択する。
メニューの「ファイル(F)→Cutting Master2→カット・プロット」を選択し、Cutting Master2を起動する。
加工データの確認
CuttingMaster2が起動したら、一番左のタブ「一般」移動する。
メディアサイズの「サイズの取得」ボタンを押し、縦横が加工素材のサイズと一致することを確認すること。
ジョブサイズ:拡大率が縦・横ともに「100%」になっていることを確認する。
加工データの回転・反転を確認する。位置:「回転」ボタンで90度ごとの回転、「反転」ボタンで水平方向の反転を選択できる。特にアイロン転写シートの場合、反転でカットする必要があるので注意すること。
加工データが加工素材の枠内(メディアサイズ)に収まっていることを確認すること。加工データの詳細なプレビューが見たい場合、
左下2番目のアイコン「拡大縮小ツール」で任意の範囲を拡大することができる。
左下4番目のアイコン「全てのオブジェクトを表示」で加工データをウィンドウいっぱいに拡大して見ることができる。
このとき、加工データが正しく読み込めているかどうかを、合計サイズが加工データのサイズと同じになっているかどうか、で確認すること。
加工条件の設定
左から2番目のタブ「レイヤリング」に移動する。
チェックボックス「プロッタコントローラ」のチェックを外す。
チェックボックス「ドライバオプションを有効にする」にチェックを入れる。
加工したい素材のプリセットを選ぶ
プリセットがない場合、自分で設定する
条件は「1」固定
品質は「3」固定
カット圧、速度、パス回数についてはテストカットを繰り返し、加工素材にあった値を見つけること
カット圧:数値が大きいと一度に厚く切り抜くことができるが、必要以上に大きくすると仕上げが荒くなり、台紙を貫通して本体を傷つけてしまう。台紙に加工跡が残るくらいに調整すること。
速度:切り抜く速度を設定する。
パス回数:図形を切り抜く回数を指定する。厚手の素材や、切断面をきれいに仕上げたい場合にはパス回数を増やすことで、切り抜き1回あたりのカット圧を下げる。なお、カット圧は自動で変更されないので、都度指定しなおすこと。
必要に応じてテストカットを行う
テストカットには加工素材の使用しない余白を使う。余白に加工原点を設定するには「CraftROBO本体のセットアップ 加工原点を再設定する」を参照すること。
テストカットデータはFLAT推奨として「CraftROBO CE5000 FLAT推奨テストカットデータ.ai(8mm角の正方形に1辺3mmの正三角形を入れた図形)」を使用する。
なお、テストカットは本体単体でも実行可能でそのためのボタンも用意されている。ただし、全ての設定を本体側で行わなければならないことと、設定がCutting Master2側には自動で反映されないことに注意。詳しくは純正マニュアルを読むこと。
プリセットを保存したい場合には、コンボボックス「プリセット」をプルダウンして、一番下までスクロールすると、区切線の下に「別名で保存」が出てくるので選択し、任意の名前をつけること。このとき、ほかのプリセットを上書きしないように注意。
加工開始
- 加工データを送信すると即座に切り抜き動作が開始されるので、一通り設定を確認してから「送信」ボタンを押すこと。