04.マシンのセットアップ
04.1 マシンの起動
マシン上部の蓋を閉めた状態で、マシンの左裏についているスイッチを押し、電源を入れる。(写真内の緑の丸のあたりにスイッチがある。)
すると、マシン内部の台座(テーブル/ベッド)が降下を始め、一番下まで下がり切ると『ピーッ』というアラーム音がなり、起動が完了する。
また、このときに集塵機の電源が入ったかどうかも必ず確認すること。
《起動時の確認事項》
- マシン上部の蓋は閉まっているか
- 電源を入れる前に、加工テーブルの上には何も載っていないか
- X軸アームは自由に動く状態か
- 加工テーブルの下には何も入っていないか
04.2 素材のセット
素材をベッドの上に置く。基本的に、素材の左上部分がベッドにぴったりを沿うように設置すること。
04.3 ピント調整
レーザーカッターは、レーザー光の熱で様々な素材を加工する。そのしくみは、虫眼鏡で太陽光を集め、その熱によって紙を燃やすことができるという現象と近い。(参照:http:\/\/rikasapo.yagami-inc.co.jp\/elementary\/3nen\/3-04.php?tab=3)そのため、綺麗に加工をするためには、レンズと素材との距離をきちんと設定する必要がある。
レンズと台座の位置は、マシン右手の操作パネルで変えることができる。矢印ボタン以外には基本的に触らないこと。また、このピント調整時に最もマシンを破損しやすいので、必ず注視しながら操作すること。
レーザーの基準点として、赤いマーカーが照射される。それが素材の中心あたりに来るように、レンズを操作パネルで移動させる。
レンズと素材の距離を合わせるのには、写真のようなピント合わせ棒を用いる。
ピント合わせ棒の金色の突起部分を、レンズのパーツ横の段差(緑の丸部分)にひっかけて使用する。
操作パネルでマシンの台座の位置を上昇させ、素材上部にピント合わせ棒が触れるようにセットする。
操作パネルでレンズを加工原点に合わせる。