1.Maker CAMを使ったGコードの生成
Shapeko用データの作成には、MakerCAMを使用する。(WEBブラウザ上で操作。バグが結構多いので要注意。)
1-1.
File > Open SVG File でファイルを開く。
このときに、右上に表示されているグリッド単位を"cm"に切り替え、snapにチェックを入れておく。
1-2.
svgデータを配置したところ。選択されているパスはオレンジ色になる。(今回は、Adobe Illustratorで作成した100x100mmの円(ライン:RGB000/0.1pt)をsvgデータに書き出して使用。)
1-3.
ツールバーの"CAM"をクリックすると、様々な機能が表示される。
- profile operation: パスの切り抜き設定
- pocket operation: パス内にくぼみをつけるという設定(レザーカッターでいう"彫刻機能"に近い)
- follow path operation: パス上をドリルのセンターが通るという設定(通常ドリルはパスの内側又は外側を通る。)
- drill operation: 穴あけ設定
- add tabs to selected:土台とパーツをつなげておくためのブリッジをつくるための設定(※要確認)
- calculate all: ドリルを動かすためのパスの計算(パスのルートを考えてくれる)
- calculate selected: パーツ毎のパスの計算
- batch modify: ???
- export gcode: Shapekoを動かすためのGコードの書き出し
1-4.
CAM > profile operation を選択。すると下記のようなウィンドウが表示される。
- name: パスの名前
- tool diameter(mm): ドリル径
- target depth (mm): 素材の厚み(実際には彫り込む深さを入力するので要注意)
- inside/outside: パスの内側外側どちらを削るのかの設定
- safety height(mm): パス間移動時のドリルの高さ(5mmくらいに設定)
- stock surface(mm): ???(0に設定)
- step down(mm): 1回のオペレーションで彫る深さの設定(今回は2mmに設定。通常はドリル径の50%がMax。)
- feed rate(mm/minute): 切削速度(1000mm/minに設定)
- plunge rate(mm/minute): ドリルが垂直に下がっていくときの速度(500mm/minに設定)
- direction: スピンドルの回転方向の設定(Counter Clockwise: 反時計回り/Clockwise: 時計回り)
1-5.
1-4.のとおりに数値を入力し、「OK」を押す。設定されたパスの内部は水色に表示が変わる。 再設定をしたい場合はツールバーの“ToolPath"から行なう。
1-6.
CAM > calcurate all を選択。するとドリルの進行方向が表示される。
1-7.
CAM > Export gcode を選択。.nc形式で書き出しをする。